松潤主演、どうする家康第9回「守るべきもの」見ました!あらすじ&感想

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本多正信 佐々木龍泉筆 引用元:wikipedia

本多正信の裏切りを知った家康。三河一向一揆どうやって乗り越えるのでしょうか。

家康を鼓舞した鳥居忠吉の言葉。そして空誓の涙。

前半…本多正信の裏切りを知った家康は、疑心暗鬼で家臣を信じられず、戦況が不利の中でも自室に籠もる日々。

いつまでも続く戦に不満がたまる家臣達。

鳥居忠吉がひとり家康のもとへ。本多正信に鉄砲で打たれた家康の心を労りつつも

進む道は二つにひとつ。裏切りがあっても家臣を信じるか、謀反の疑いがあるものを徹底的に殺すか。そう家康に助言します。

家康は家臣と共に進む道を選びます。一致団結した松平軍は徐々に一揆勢を追い詰めます。

一向宗に付いた本多正信は寺で戦う家康をもう一度狙いますが、大久保忠世に銃で撃たれてしまいます。正信は気を失う間、幼馴染みのお玉のことを思い出していました。盗賊を討伐していた正信は生き別れになったお玉と出会います。お玉は幼い頃、人さらいにあい、遊び女になっていました。討伐で傷を負ったお玉は一向宗の本證寺で念仏を唱えながら亡くなります。

目を覚ました正信に空誓が伝えます。

家康が和睦を申し入れた事。寺は元通りに、裏切った家臣はお咎めなし。

そして空誓は受け入れます。正信から罠である、騙されないよう忠告されましたが、空誓にはこれ以上犠牲を増やす事が耐えられなかったのです。

感想…家康を奮い立たせたのは家臣を信じる、というものでした。

疑いの気持ちに負けず、側にいた家臣を信じ、勝利した事は家康の持つ心の強さですよね。

そして空誓がこれ以上戦えない、戦いを後悔していた事は印象的でした。救う側である自分が、民を苦しめてしまった深い後悔。やはり空誓は僧侶なのです。

三河の民を家臣を守るため戦う家康と、民を守るため罠と解って和睦する空誓に、同じ想いを感じました。

裏切りを許す家康。正信の言葉を受け止め、前を向く。

後半…家康と空誓が対面。和睦の為に交わす書面を信じない、家康の心を信じたいという空誓。寺は元通りにすると言う家康を見て空誓は静かに血判を押すのでした。

家康は夏目広次の謀反を不問にするなど、裏切った家臣達を許していきます。そして本多正信と話しをします。

家康は、何故弁明しないのか問います。

正信は悪いのは殿である、民が阿弥陀仏に縋るのは、米一粒を争い殺し合う民にとって唯一の救いだからで、米をたらふく食べ、妻子を救うため戦をする家康には理解できない。唯一の民の救いを奪うとは何事だ。

そう家康に説くのでした。

家康は涙を流しながら

私はとうに悔いている。それでも過ちを受け入れ、前に進む。

そう答え、正信の縄を切り三河を追放すると告げるのです。命が助かった正信は寺を取り潰す口実を探す家康に

元の元は野原なり、野っ原にもどす

と助言しました。

家康は民や家臣達を思いやれなかった後悔を胸に「厭離穢土欣求浄土」を目指します。

感想…家康の後悔がとても強調されていました。史実の家康も一揆でこれ程多くの家臣が離反し、自身の生命さえ脅かされるとは考えもしなかったでしょう。

ドラマでは家康は正信の助言を受け、寺を潰す事に成功しました。こうした助言を取り入れながらしたたかな家康になっていくのでしょうか。

千代は武田信玄の間者、望月千代女でした。誰よりも肝が小さいことを家康自身理解している、そこが面白いと評されていました。

自分の弱さ、失敗を受け入れるからこそ、他人を許し、相手の考えを取り入れ、自分のものにできるのかもしれません。

本多正信は家康のもとに戻ってきます。家康と正信はなにを語るのでしょうか。

本多正信像:佐々木龍泉筆 
引用元:wikipedia

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